指せば指す程、面白さを増していくゲーム
管理人が棋歴を重ねる事に好きになっていった将棋。
現代では将棋を指した事が無い方も沢山いらっしゃるかと思いますので、
私が考える将棋の楽しさ、面白さを話していきたいと思います。
※以下の記事は所々テレビゲームの例を挙げておりますが、決してテレビ
ゲームの批判をしている訳ではありません。
(寧ろ私もテレビゲームは大好きです)
将棋を知らない方の為に、分かりやすく説明する為に例を挙げさせて
頂きました。気分を害された方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
この記事が将棋を指す一つのきっかけになって頂ければと思っております。
将棋の魅力
「奥深さ」
これが一番の理由です。
只、私が「将棋って奥が深いです」と言っても、「そんな言葉聞き飽きたよ」とか「他のブログにも同じ事が書いてあったよ」などのご意見があるかと思いますので、具体的にそう思う理由を書いていきたいと思います。
・ゲームとしての終わりが無い
将棋はどんなに強くなっても上には上がいます。学校や会社で負け知らずの人が町道場へ行ってぼろ負けするような話は少なくありません。また、戦法、手筋を覚えて連勝が続き、「俺って最強じゃね」と浮かれているのも束の間…
すぐにぼろ負け…って事が多々あります。テレビゲームに例えるなら、ボスを倒しても倒しても次のボスが出現するような感覚です。将棋は強い相手(ボス)を倒す為に戦法、手筋を勉強(武器や防具を買う)して、対局する(レベル上げ)の過程を繰り返します。この過程こそ楽しいし、達成できるとやりきった感が半端じゃないです。また、個人的には棋力が上がっていくのも、楽しさの一つになっています。
・局面の可能性が無限のようにある
将棋には様々な戦法があり、大きく居飛車戦法と振り飛車戦法に分かれます。居飛車戦法の中でも、相居飛車戦(居飛車VS居飛車)と対振り飛車戦(居飛車VS振り飛車)に分かれます。さらに、相居飛車戦も矢倉戦、相掛かり戦のように分かれていきます。これに加えて飛車を振る場所も数種類ありますので、これだけでも成り得る局面の膨大さがお分かりになるかと思います。また戦法の中にも相性がある為、一つの戦法をマスター→他の戦法に負ける→その戦法に対応する戦法を覚える→…のように一つの戦法を極めても基本的には終わりがありません。将棋の局面は千差万別です。各対局毎に全く違う局面で指す事ができる(同じ戦法の中でも派生して様々な指し方があります)ので、いつでも新鮮な気持ちで対局を楽しむ事ができます。
また個人的に将棋とテレビゲームでの一番の違いだと思っているのが、
ゲーム仕様が変わらない事だと考えております。例えばテレビゲームだと新作が発売された時点で前作ではできていたコンボが使えなくなる事や操作方法が変更する、または新キャラクターが出てゲーム環境が変更する可能性もあるかと思います。なので前作までで練習したコンボ技などが新作では通用しなくなってしまう可能性も考えられると思います。(テレビゲームはその点を含めて好きです)
将棋にはそれがありません。常に盤上(戦場)は9×9の81マスのみです。急に縦、横、斜め全てに動く事ができる最強駒が作られたりはしません。
どんな時も条件が同じなので、自分が学んだ手筋や考え方を別の対局時も生かす事ができます。将棋を指せば指す程、自分の知識、経験となっていきます。それは将棋を指している限り無駄になる事はありえません。
このように将棋は指せば指す程、どんどん面白くなっていくゲームだと思っております。
「運の要素が無い」
将棋はゲーム開始時、自分と相手の戦力は平等です。テレビゲームのように、駒(キャラクター)の強さ、性能が違うことはありえません(※駒落ち将棋を除く)。レベルが高いからキャラが強いという事もなく、どんな相手とも最初は同じ戦力です。だからこそ自分が勉強した分だけ結果に出やすいです。負けた時は自分のせいなので納得もできますし、くやしい思いもあるので次への活力にもなります。盤上では常に平等です。
「すぐに安価で初められる」
将棋を指すのに必要な物は駒と盤(と駒台)だけです。百円ショップ、百貨店でも売っていますのですぐに将棋を楽しむ事ができます。今はネットも発達しているので、スマホ一つあればいつでも、何処でも将棋を指せるようになりました。駒の動かし方、ルールさえ覚えてしまえば、すぐに楽しむ事ができます。「駒の動かし方、ルールが覚えられない」とおっしゃる方は、今までコントローラーの操作方法、戦闘ルールなどは覚える事ができましたよね!?
もし指してみたいとお考えであれば是非同じ要領で覚えてみて下さい。
その先に楽しい将棋ライフが待ってるはずです。
※当ブログでは、基本的な駒の動かし方や棋譜の読み方などの入門書に
書いてある事は基本的には記事として上げておりません。なるべく考え方
などの本で読んでも理解し辛いような内容を中心に取り上げております。
入門書等を参考にしても分からない事がございましたら、
お問い合わせフォーム(質問フォーム)までお尋ね頂けますでしょうか。
結局…
「将棋って楽しそうー!」って気持ちが一番大事!
これが一番だと思います。指してるうちに将棋の楽しさ含め様々な事が
分かってくると思いますし、棋力も自然に上がってくると思います。
難しそうとか思う必要もありません。
「やりたいならやる」だけだと思います。
何事も「習うより慣れよ」の精神だと思いますので、
これを機会に楽しい将棋ライフを始めてみて下さい。
きっと81マスの盤上は貴方に様々なドラマを見せてくれる事でしょう。
いつかこの記事を見て将棋を初めてくれた方々の中から、
プロ棋士が誕生してくれると嬉しいなー!(笑)